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高野山 |
で各団体の動きと遭難防止の
きっかけにと論じている。
では、「川の日」はと調べると・・・あった・・・7月7日が設定されている。
で、何故山の日なのか、はっきりした理由は記されていないが
2002年の「国際山岳年」がきっかけらしい。
たいへん熱心なのが漁業関係の団体だそうで、記事によると
≪豊かな森の水源からミネラルなど栄養素に満ちた清流が注ぎ上質の漁場をつくる。
「水源の山を守ろう」。植林活動に励む漁業共同組合も存在する。≫・・と。
そういえば、かなり以前に「良い漁場の奥には良い森林が有る」と聴いた記憶がある。
記者は、≪子供から老人まで誰もが楽しめるスポーツ。だが、天気や地形を見誤れば、
死に直結する危険をはらむ、(中略)「山の日」は、遭難防止のきっかけになると思う。≫
と記し、多発する遭難事故を憂いながら「全国的な運動」にと閉じている。
大阪(11月第2土曜日)・和歌山(11月7日)・など現在13府県が山の日を設けているという。
山の日の制定もさることながら、もっと山道の整備に力を入れてもらいたい。
有名な山には山小屋さんが山道、道標の整備をしておられる。
それは、遭難者が出た場合小屋のスタッフもレスキューに出て行く必要があり、
何よりも、登山者が笑顔で小屋に着いて、無事に帰宅してもらいたい。
そんな思いからだと、山小屋のHPで読んだ事がある。 だから山が楽しめる、有り難い事だ。
しかし、それ以外の低山には、道標は有っても
外れていたり、字が読めなかったり、腐って倒れたりしている事が有る。
近年になってから、山道に「A-52」・「B-32」等の道標&杭を見掛ける事が多くなっている。
これは携帯電話の普及で、ハイキング中にトラブルがあって連絡しても、
その場所が判らないと、レスキューに時間が掛かる・・・のケースも・・・。
ハイカーの質も低い、<高い山歩きなら兎も角低い山だから技術も必要ない>
と安易に考えている方がおられる様に見受ける。
危険度は山の高さに関係なく、一緒だと言う事です。
高名な登山家でも、いきなり高い山に登れた訳ではない、
低山で身体を慣らし、鍛え、技術を磨き、色々な準備をしてから
高い山へとステップアップしているのだという事を忘れている様に思う。
勿論そんな登山家になるつもりは無くとも、装備のザックの中には
雨具(傘ではなく)を一組入れて置くだけで、その危険度を随分少なくなると思う。
≪山の日≫がそんな事を考えるきっかけの日になれば・・・。