2011年1月15日土曜日

山小屋に泊る(Ⅰ)山小屋って?


涸沢ヒュッテ
山小屋って

旅館と同じだと思っておられる方は

多いと思いますが、

実は旅館であって旅館では無いのです。

旅館では定員以上の客は泊まれないが

山小屋は原則何人でも

宿泊可能なんです、

それは山小屋が

緊急避難小屋の役目も持っており

宿泊希望者を拒否することは出来ない。

特に国定・国立公園内に位置する小屋はそれを条件に許可されていると聞いた事がある。

 したがって定員の数倍が泊まることにもなる。 

私の経験は最高定員の5倍、

特に夏休み、連休、紅葉シーズンでは繁華街並みで、

登山靴を間違える事もしばしば起こるそうだ。

 では予約しなくても泊まれるのかと言うとOKであるが、

先般小屋の予約電話の遣り取りの中で聞いた話によると、

聞き置くだけと言っていたのでそれ以降は予約せずに行っている。

ただし予約に必要な小屋も有るので事前に予約しておく方が無難でしょう。

あまり遅い時間に到着すると夕食の提供ができなくなったり、

相部屋の人々に迷惑をかけることになる。

また、山の天気は夕方に雷雨となることが多く、

明日の行動に備える意味もあり早着は山小屋宿泊の基本と教えられた。

以前、OB会の年誌の投稿 

 『憧れの槍ヶ岳』  の中で 『小屋が見えているのになかなか着かない、

大変遠くしんどい。 

山小屋という建物は、どうしてこうも急登のところに建っているのか、

何時間も登ってきての急登にはこたえるが、

小屋に着いたとき、今日はこれでもう歩かなくていい、

という安堵感は達成感にも似ている。』 

と述べたが何回泊まってもこの気持ちは変わらない。

小屋での就寝は原則男女同じ大部屋雑魚寝である。

一泊2食で1万円前後自炊も可能なところもあるし、

テント泊でも食事だけ小屋で可能である。

テント、寝袋、マットをレンタルしている所も有り以外と身軽で山を楽しめる。

小屋に着いて受付で宿泊申込書に記入し、宿泊料を支払う。

部屋名(山の名or高山植物の名)を

告げられ部屋名を書いたカードを渡され

今日は〇人と言われる、

部屋の人数ではなく一畳(一枚の布団)に今夜寝る人数である。

部屋へ入り寝床の位置を確保の為に布団を

敷きその上に荷物を置き外に出て景色を楽しみながら喉を潤す、

勿論ビールだ、

最近では生ビールが呑める小屋が多く成って来たとベテランのハイカーの話。




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