修理中の上津屋橋(2010年3月) |
通行可能状態の流れ橋(HPより) |
流れ橋と聞いて「ん?」「橋が流されたらあかんやろう」と思ってどんな橋かと興味があった。
枚方市に以前住んでいた頃、近くに珍しい橋があると聞いて当時ウォーキングのコースの一つとしてよく渡った事がある、欄干が無いので少し怖い感じがする、なぜ流れ橋かと言うと大水時水圧を逃がすために欄干を設置して無い事と橋桁が浮いて余分なより大きな力が掛からないような設計に成っていると看板に説明していた。
橋桁には太いワイヤーが設置されており流出しても回収可能だそうだ、これなら流れても大丈夫、流れ橋の名称も納得する。 この形式の橋は今様に表現すれば大変エコな橋と言えるが欄干無い分事故もある。
自転車で通行中の小学生が自転車ごと転落、台風一過の晴天の日だが当然水位が上がっていて、流され途中の樹に引っ掛かってヘリに救出されたそうだ、この日は私も午前中にウォーキングで通りかかったがこの事故は後日知った。
この橋はよく時代劇の撮影に利用されている、たまに時代劇を見ているとここで撮影した場面を目にする、日本以外にはアイルランド、オーストラリアにもあるという。
数年毎に、流出しそのつど修理しているらしいが昨年大掛かりな修理しているとの報道で久しぶりにカメラを持って出かけて写したのが上の写真、これで作業員が法被姿なら江戸の昔そのもの。
これとよく似た橋で「沈下橋」というのが有るがこれは石橋かコンクリート製でその名の通り水面下に沈んでしまう構造、水位が下がればそのまま通行できる。