7月の終わりに、仲間と18切符を利用して信州上高地に行ってきました。
大阪から4人、名古屋からの合流1人で5人の仲間。
目的は、暑い大阪の夏を避けた避暑と撮影。
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清流が梓川に・・ |
天気の安定したこの時期を選んだのに・・・・・、
1週間前の予報から覚悟はしてはいたが前日になっても良くならない。
大阪出発時は、曇りだったがだんだんと空が怪しくなり、
上高地行のバス乗車中に本格的に降り出してきた。
車窓から見る梓川は清流とは程遠い濁流で激流に近かった。
この後のバスは運休になったと翌日に聞いた。
我々のバスが最終だったのか・・・無事入山できてよかった・・ホッ・・・
到着後雨具の着用と帰りのバスの段取りに数十分、
歩き出したのが17時を少し過ぎたころ。
目的の明神嘉門次小屋に向かって歩き出したのは良いが
だんだんと雨脚が強くなり景色を楽しむ余裕が無かった。
上流の降りが想像できる水量と濁流、明日の撮影はと心配になってきた。
やっと小屋に着き、雨具の始末をしながら宿泊の手続き
部屋に入り荷物の整理と寝床の準備。
入浴後食事となるのだが入浴まで時間が有るので
嘉門次小屋名物の囲炉裏に行くと
囲炉裏の前は、座る余地が無いほどの盛況ぶりだった、
詰めても頂きなんとか座り仲間に入れてもらった。
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嘉門次小屋の囲炉裏 |
元従業員の若者が友達と一緒に上高地散策に来たと云う。
そんな若い人達と、他の宿泊客全部で30名は居ただろう、
ここは定員が30名と聞いているので満室状態。
勿論我々も7人の相部屋、
現在の囲炉裏番をしている、通称≪和尚さん≫が今日で退職するという。
翌日には元従業員と共に下山していった。
持参の焼酎を出すと、他の人からもウィスキー、するめ等のつまみが回って生きた。
若者たちとの会話を楽しんでいると風呂の時間になった、
が、この雰囲気を楽しみ見たいと我々全員がパス。
そして食事後にまたこの会話に・・・。
暫くして、伝言が
・・・このなかに今日誕生日の人がおられるのでお祝いの歌を…
みんなでおめでとうと合唱してお祝いに代えた。
北海道からの人で、毎年この時期は山で過ごされていると云う男性
連れの女性は他人で、3年ほど前に山で知り合い
それからご一緒に登山しているという。
この男性のお礼の挨拶の中で、毎年この時期に登山しているが
≪こんな沢山の人からお祝いして頂いたのは初めてです≫
と感激で涙声だった。 いい思い出になったようです。
我々は10時前に失礼したが、若者たちは深夜まで語り合っていたようです。
勿論消灯は9時だがそこは元従業員・・・大目に見てもらったのな…
まだ外は、雨音がしている・・・・・・・・・。