不安が満杯の中での出発だったが、それが的中した。
体力の衰えは織り込み済みだったが・・・。
気力の衰えは想定外だった。
ほぼ予定の時間には涸沢に到着しているのだが
所要時間は予定を大幅に超えていた。
本谷橋までは予定の2時間、ここまでの歩きには問題はなかった、
しかし気力に変化が・・・・。
ここから涸沢まで4時間、実に地図上のコースタイムの2.7倍もの時間。
この遅れを想定して、予定を変更して早朝の出発をしているのに、
横尾から涸沢まで6時間、コースタイムの2倍。
本谷橋で休憩朝食後出発、ここから急登が続く。
この石段状の急登を登っている最中に、昨年の槍ヶ岳での歩きと
比較して情けなくなり、奥穂まで行く気力を無くしてしまった。
そのためいっそう足が遅くなった。
涸沢到着が10時、奥穂まで行く時間はたっぷり有るが
ここで友人を待つことにした。
ヒュッテで休憩中にザイテングラードと北穂沢で
同時刻に滑落事故発生との情報。
テラスに出るとレスキューのヘリが飛来してきた。
もしヘリに収容された人が自分だったらと考えると・・・・。
今回の涸沢で高山登山は・・・・卒業かも。
特に来年予定している涸沢への6人の引率は・・・。
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