昨年暮れに自室の片付けをしていたら、
「なぜ東山三十六峰の名があるか」という京都新聞(S62.11)
のコピーが出てきた。
それによると、平安時代の初期には使われていたらしい。
そんな難しい事は兎も角、
私の頭の中には、東山三十六と云えば、
「東山三十六峰静かに眠る、丑三つ時、鴨の川原に響く、剣げきの響き」
と云いながらチャンバラごっこをした頃の
映画の説明だった。
勿論、無声映画は知らないのでラジオか何かで覚えたのだろう。
検索すると、阪妻映画「尊王」に付けられた口上で
「時は恰も幕末の頃、絃歌げんかさんざめく京洛の夜は更けて、
下弦の月の光青く、東山三十六峰静かに眠る深き夜の
静寂を破って突如起る剣戟の響き」
という事らしい。
前置きはこのぐらいにして、本題に入ろう。
百名山の全山登頂は、どう頑張っても無理だが、
しかし近場での三十六峰なら(今の脚の状態では難しいが・・・)
夢としてなら目標に出来るのかな。
でも、3000m級の複数座の天辺へ立つ夢は、
表面上は達成しているが、私の心の中では
未完で後一座残っている。
これも含めて達成に向けて早く脚を治さなければ・・・・。
このぐらいの街中と低山なら、余り無理しなくても可能だし、
少し戻れば公共交通等が有るので安心。
ちなみに、三十六峰の標高と関連仏閣を調べてみた。
1、比叡山 848m 延暦寺 2、御生山(御蔭山)234m 御蔭神社
3、赤山 196m 赤山禅院 4、修学院山 340m 修学院離宮
5、葉山 180m 葉山観音 6、一乗寺山 272m 一乗寺
7、茶山(情延山) 180m 8、瓜生山(鐺山) 301m 旧・勝軍地蔵
9、北白川山 128m 勝軍地蔵 10、月待山(慈照寺山) 194m 銀閣寺
11、如意ヶ岳(大文字山)465m 12、吉田山 121m 吉田神社
13、紫雲山 96m 金戒光明寺 14、善氣山 266m 法然院
15、椿ヶ峰 132m 大豊神社 16、若王子山 183m 若王子神社
17、南禅寺山 197m 南禅寺 18、大日山 150m 東磐座
19、新明山 218m 日向神社 20、粟田山 180m 粟田神社
21、華頂山 216m 知恩院 22、円山 98m 安養寺
23、長楽寺山 140m 長楽寺 24、双林寺山 72m 双林寺
25、東大谷山 184m 東本願寺 26、高台寺山 200m 高台寺
27、霊山 176m 正法寺 28、鳥辺山 84m 西本願寺
29、清水山(音羽山)242m 清水寺 30、清閑寺山 202m 清閑寺
31、阿弥陀ヶ峰(豊国山) 196m 豊国廟
32、今熊野山(新熊野山) 185m 新熊野神社
33、泉山(泉涌寺山) 164m 泉涌寺
34、恵日山(東福寺山) 192m 東福寺
35、光明峰 125m 光明峰寺 36、稲荷山 233m 伏見稲荷