2012年1月5日木曜日

ヤマネとヤマネズミ

  


昨年の秋、涸沢で小指の先ほどの小さな動物に出会い動画で撮影した。

「ヤマネ」と思い興奮しながら撮影し、

同行の友人に見せていると

「こんな山の中にネズミがいるのですね」 と横から女性の声

「こんな高いところにネズミはいませんよ!ヤマネですよ!!」 

と言い切り応酬

が不安になり小屋の人にお聞きした。

女性の指摘通り「ヤマネ」ではなく「ヤマネズミ」だった

赤面の至りである。

お土産の人形を示しながら

この様に「ヤマネ」はもっと尻尾がふさふさしてもう少し大きいとの事で、

最近見掛けないがこの小屋近辺でも見掛ける事があると言う。


帰阪してからインターネットで「ヤマネ」をひいて見ると

、出てくるのは、アニメの主人公である

《山ネズミロッキーチャック》ばかりで肝心の「ヤマネ」が出てこない。

では、「ヤマネズミ」にはどんな種類があり私の撮影したネズミの名前は?

と調べるも、これもなかなか出てこない。

やっと辿り着いた《ヤマネ》には、写真と共に。

ヤマネ
『ヤマネ【生きた化石】  

森の妖精とも言われているヤマネ。

その小さな体と、長い毛並みは非常に可愛らしいものです。

ですが、

ヤマネは日本において絶滅が危惧されている天然記念物でもあるのです。
     
昔からその姿と生態を変えない生きた化石でもあるのです。
 
人との関わりとして・・・・・山小屋や巣箱に営巣することもあり、

山小屋にある布団やタンスの中で冬眠することもある。 

冬に木を切ると、冬眠中のヤマネが転がり出てくることがあることから、

林業に携わる人々は、ヤマネを山の守り神として大切にしてきた。』 

と出ている。………まったく違う、ヤマネではない。

次は、《ヤマネズミ》 ・・・これには解説はまったく無い

山中に仕掛けたビデオに写っている

アカネズミ」と「ヒメネズミ」が多く私の撮ったネズミとは少し違っているようだ。

 唯一形状が似ているのは別荘の持ち主が

質問していたネズミ(回答者の答はトガリネズミ)

に鼻先が尖っている形態が似ているのだが大きさが違うようで確認できない。

大きさでは《ヒメネズミ》形態では《トガリネズミ》どっちか判らない。


「教えて~。」と

動物園に動画を持ち込んだが専門外との事で、画像も見て頂けなかった。

仕方なく、

もう一度《トガリネズミ》で検索するとまた別の動画が出てきた。

形態(鼻が尖っている)・大きさ(指の半分位)と見る限り《トガリネズミ》

である事に間違いなさそうである。………良かった。

しかし、一般人よりも専門家の動物園での不明は、釈然としない。






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