2011年4月15日金曜日

山小屋に泊る(Ⅲ)電気 水 トイレ

槍ヶ岳への道 槍沢



山小屋では当たり前の話であるが

電気、水道が無い、

ではどうしているのか、

電気は発電機、

水は雨水か湧き水を使っている。

発電機は夜間停止してために

夜間は真っ暗の所が多いと認識していたが、

最近は安全灯だけが点いている様で夜中所用で起きても安全である、

しかしヘッドランプは夜間絶対忘れてはならない物の一つ。

以前立山の室堂で泊ったが

ここは11時を過ぎても煌々と点いていた?と思ってよく考えると

すぐ近くに黒部発電所がある。

 自販機の設置している小屋は真夜中でもバッテリーで最低限の電力を確保してるのかも。

十年位前に奥穂高岳登山時通過した

穂高岳山荘横に大きな羽根の風車があったので

風力発電?と思いながら休憩した記憶があった。

それからしばらくして新聞報道で最近の山小屋事情として

北アルプスのでは岐阜県側からの風を利用して

風力発電を取り入れていると出ていたが最近では

太陽光発電も取り入れている小屋もあるのではないだろうか。



次に水、

前述した様に雨水か湧き水を使っている。

勿論宿泊者には無料で供しているが、

通過時の休憩者等には有料(100円≦/ℓ)の小屋が多い。

蛇口には節水の呼びかけが有り、

コップ一杯で歯も磨けて顔も洗える技術が

山屋には有るらしいが私はそれを持っていない。

幸に私の泊る涸沢の小屋は水が豊富で節水の呼びかけはない、

それどころかトイレは水洗。


最後はトイレ、

水洗と言ってもレバーを押して「ジャー」では

なく下に水が「チョロチョロ」流れているだけである。

しかしこの水を沢に流すことは無くタンクに貯めヘリで

下に下ろし処理をしているので莫大な費用がかかる、

そのために利用者に100円の協力金の

お願いの箱が入り口に置かれている。

便器の前には使用後の紙は前の籠に入れるようにと書かれている、

これは焼却してヘリで下す重量を減らすためだろう。

水洗でなくとも同じような事だろうと推測する。
 
したがって私は何時も100円玉を多く持って行く様にしている。

最近では、小屋に処理設備があるところも出てきている、

槍沢ロッジに泊った時に壁に説明書が張ってあった、

水処理を担当していた経験から春になり再運転は大変だろうなと感じた記憶がある。

小屋に着けばトイレがあるが、行動時は藪で用を足す、

いわゆる男性の「雉撃ち」と女性の「お花摘み」である、

これはその格好が似ていることから山屋の隠語として使われている。






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