2011年5月25日水曜日

土木遺産 武庫大橋

武庫大橋
ウォーキングで

武庫川の河川敷をよく利用する。

この川は宝塚を源流に

大阪湾に注いでいて新幹線、

名神等の多くの道路が渡っている。

その中の二つの橋に興味を持った
一つは鉄道の橋、

と言うより鉄橋が駅になっていて

全体が川の上にあるという珍しい駅、

川の上にある駅はJR山陽本線(嵯峨野線)の

保津川に掛かる保津峡駅と、

この武庫川に掛かる阪神武庫川駅の二駅しか知らない、

他府県にも有るのかも知れないが。

もう一つの橋は国道2号線となっている見事なアーチ型をした橋、

何時も下を潜ってばかりなので上から眺めて見たいと

上がってみると4車線で歩道には4箇所のバルコニーが有る。

袂の欄干の正面に≪武庫大橋≫のプレートが、

武庫川大橋ではなかった私の記憶間違いだったようだ。

欄干の内側には

≪日土木学会選奨土木遺産 2006 武庫大橋≫

のプレートが有った。 

調べると【社団法人土木学会が、

日本国内の歴史的建造物のうち土木構造物について、

これの保存に資することを目的として構造物群を「土木遺産」に認定して顕彰する制度、

及びこれにより顕彰された土木構造物群のこと。

2000年に認定が始まっている】と有った。


武庫大橋は2006年に認定された事を示すプレートだった。
 
他に関西では御堂筋(大阪)が05年に、

毛馬閘門・洗堰群(大阪)07年、

心斎橋駅舎他、御堂筋線の地下駅群(大阪)、七条大橋(京都)が08年に認定されていた。




武庫大橋・・・全長262m、4車線、RC(コンクリート製・・路上はアスファルト)


          上路オープンアーチ 20.1m(アーチ間隔)6連(アーチ数)、

          国道2号線 尼崎市~西宮市、竣工1927年(昭和2年・完成は前年) 

                                        
あの戦争にも、ジェーン台風にも、

あの震災にも耐えたこの武庫大橋、

当時の西洋への憧れを感じさせるバルコニー、

6連のアーチ、歩道には照明灯、

当時から姿は変わっていないらしいが昨年補強工事が、

少年の頃旧国道(武庫川大橋)から上流を目指して歩き

この橋を潜り省線(今のJR)の鉄橋まで行くのが一つの冒険であった思い出の橋。

がんばれ2027年まであと16年・・・その時には私は80才を超えている。





0 件のコメント:

交通事情

交通事情 先日所用で市内路線バスを利用した。 すこし早めにバス停まで行き時刻を確認してベンチに座った。 ガラ携を操作しながら、○○番の乗り場は? と高齢の男性に尋ねられた。 教えた方向に男性が歩いて行ったが、 間違っていることに気...