私の中学時代に尼崎は「泥崎」と称されていた時期が有った、
それは台風以外で大した雨量でも無いのに床下浸水が多く、
海抜0メートルである。
そこで「尼」の字に「さんずい」を付け「泥崎」と揶揄されていた、
関西人のユーモアと皮肉さが混じった命名に感心した
と同時に尼崎に住んでいる事が恥ずかしかった事を覚えている。
防潮堤が出来て浸水は無くなったが私の中ではまだ泥崎のイメージが強い。
45年ぶりに又尼崎市民になり、大部分が今浦島状態に…。
尼ロック (第二閘門 外海側) |
かつての溝川と化していた
運河の水は透き通り魚が泳ぎ、
遊歩道が出来、春は桜、
冬には鴨、鴛鴦が、
驚いたのはカワセミが居た事、
餌の小魚が沢山居るからだろう。
下水道の普及が
大きな役割だったのだろうが
隔世感がする。
そんな驚きを観にウォーキングを兼ねて市内を探索している、
この閘門は知っていたが少し遠いので行かなかった。
大阪毛馬の閘門は船で通過した事が有り、
閘門といえば上下に閉まるギロチン型と思っていた、
宇治川も上下開閉型だった、
しかしここは半円形のゲートの観音開きで
しかもパナマ運河と同じ様な構造らしい、(閘室内に係留可能の事か)
訪れた日は前後共ゲートが開放されていて、
海上保安庁の巡視艇が第一閘門から入り
港内巡視後に第二閘門から出て行っていたのを見て一方通行?と
思い説明を読むと矢張りそうだった。
また、前後の扉の高さが違っているので不思議に感じていたが
その説明を読んで納得した。
その説明にこう書いている。
「尼崎港閘門」 この閘門は、防潮堤の一部であると説明し
、
且つ港内の工場への船の出入りが
ある為海水の流入を防止しながら船舶の通過できる構造。
年間14000隻が利用と説明
第一閘門・・・入港用 平成14年竣工 最大通過船舶500総トン
前扉の高さ12.5m 閘室有効長90m 閘室幅17m
第二閘門・出港用 平成6年竣工 以下、第一閘門と同仕様
また別の説明によると、この尼ロックという名称は県民から募集して決まったらしい。