2011年9月25日日曜日

尼崎閘門(尼ロック)




私の中学時代に尼崎は「泥崎」と称されていた時期が有った、

それは台風以外で大した雨量でも無いのに床下浸水が多く、

海抜0メートルである。




そこで「尼」の字に「さんずい」を付け「泥崎」と揶揄されていた、

関西人のユーモアと皮肉さが混じった命名に感心した

と同時に尼崎に住んでいる事が恥ずかしかった事を覚えている。


防潮堤が出来て浸水は無くなったが私の中ではまだ泥崎のイメージが強い。

45年ぶりに又尼崎市民になり、大部分が今浦島状態に…。
 
尼ロック (第二閘門 外海側)
かつての溝川と化していた

運河の水は透き通り魚が泳ぎ、

遊歩道が出来、春は桜、

冬には鴨、鴛鴦が、

驚いたのはカワセミが居た事、

餌の小魚が沢山居るからだろう。

下水道の普及が

大きな役割だったのだろうが

隔世感がする。


そんな驚きを観にウォーキングを兼ねて市内を探索している、

この閘門は知っていたが少し遠いので行かなかった。


大阪毛馬の閘門は船で通過した事が有り、

閘門といえば上下に閉まるギロチン型と思っていた、

宇治川も上下開閉型だった、

しかしここは半円形のゲートの観音開きで

しかもパナマ運河と同じ様な構造らしい、(閘室内に係留可能の事か)

訪れた日は前後共ゲートが開放されていて、

海上保安庁の巡視艇が第一閘門から入り

港内巡視後に第二閘門から出て行っていたのを見て一方通行?と

思い説明を読むと矢張りそうだった。


また、前後の扉の高さが違っているので不思議に感じていたが

その説明を読んで納得した。


その説明にこう書いている。

 「尼崎港閘門」 この閘門は、防潮堤の一部であると説明し
且つ港内の工場への船の出入りが

ある為海水の流入を防止しながら船舶の通過できる構造。

年間14000隻が利用と説明

 第一閘門・・・入港用 平成14年竣工 最大通過船舶500総トン

          前扉の高さ12.5m  閘室有効長90m  閘室幅17m

 第二閘門・出港用 平成6年竣工 以下、第一閘門と同仕様





また別の説明によると、この尼ロックという名称は県民から募集して決まったらしい。






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