2011年10月5日水曜日

山小屋に泊る(Ⅳ)ザックのパッキング

吊橋とハイカー



小屋に泊って一番迷惑なのが

消灯時間後の


話し声と夜中のヘッドライトの光、

まともに顔に光があたる事がある。






そして耳障りなのがザックの

パッキングの手直し時の

ビニール袋の「ガサガサ音」、

これは前日の寝る前に明日の用意をしておく事が大事で特に早立ちの方は尚更である。

そのパッキングの方法であるが、

私は長い間間違っていた事がある。

それは重いものをザックのどの部分に置くのかと言う事である。




左右のバランスを考えて詰めるのだが、

上下のバランスとなると難しい。

と言うのは左右のバランスが良ければ歩くのには差ほど影響が無いと思っていたし、

「ザックは背中で担げ」と教えてもらったから

重いものをザックの上のほうに入れていた。



これを歩こう会の仲間に話してところ重い物は

下の方が「重心が下がって歩き易いのでは」との意見が出た、

なるほどと思った経緯がある。


先日古い新聞の切抜きに目を通していたら、

重い物はザックの下にと出ていた。

朝日新聞の土曜版で≪野遊び大全≫ 

富山県立大学の九里徳泰(クノリ トクヤス)教授の記事。

自身ヒマラヤにも登頂され、

チベットの高原3105キロを単独自転車で走破(世界初)

された方でそんな経験からの話である。

それによるとパッキングの要点は三つ。


    収納の順番・・・必要なものほど出しやすい場所に・・・底から順に

寝袋、テント、予備食料衣類、手前には救急用品、水、行動食、着替えタオル

    重さのバランス・・・①を踏まえつつ重いものを下に且つ背中に近く・・・

左右上下に偏っていると不安定な場所での

バランスが取りにくく疲労や事故に繋がる

    いかに早く出し入れできるか・・・②と密接に関連、

行動食と水筒は最も出しやすい場所に・・・いくら足が速くても、

装備や食料出し入れする行動が遅ければ目的地への到着が遅くなる。




上手なパッキングが安全でスマートな登山につながると結んでいる。

こんな事を心掛けての登山、

自分で自分の身を守れと言う事なんでしょう大いに参考になりました。





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