2011年10月25日火曜日

三段紅葉

涸沢の三段紅葉


今年も、涸沢に行く前に今年の紅葉の色が気になり、調べてみた。

まず紅葉の条件は、

1日の最低気温が8℃以下で紅葉が始まる、

さらに5~6℃以下になると一気に進み、

鮮やかに紅葉する条件は日中2025℃、

夜間5~10℃昼夜の差が大きい事、差が15℃あると飛躍的に進むと出ていた、

期待しながらの準備だった。

103日に入山し7日に下山の行程で涸沢には3連泊した。・・・・・その結果は、

14年ぶりの色の悪さだと山小屋の話であった。

入山する前に小屋のHPで調べ色の悪いのは知ってはいたが

・・・・よく話を聞いてみると夏の日照時間が短かった上に、

色付く前に霜が降りたらしい。

昨年は大変良かったらしいが

私は入山したのが約10日位早かったようで、

大部分がまだ青かった。

そう言えばそうだった、

15年前初めての涸沢で20年ぶりの色の良さに魅せられた翌年は悪かった。

今年は1週間遅らせての入山、

紅葉の時期としては良かったのだが、色が・・・・・・。

しかし滞在している間に青かった所も、色づきほぼピークに・・・。


下山当日の未明に降り出した雨は雪に変わり、

起きた時には雪は止み、空は青く小屋の周りは薄化粧に、

稜線はガスが掛かり見えない。

ガスが無くなれば三段紅葉が見られると、

期待しながら時間まで撮影していたら同宿の人が

「出たー」と稜線を見ながら叫んだ。

まさに青空と雪と紅葉の三段紅葉だ。

15年間で初めての経験、色の悪さなどもう問題ではない、

こんな光景はめったに出会えない、

最後の最後にこんな光景を用意して頂いた神様に

感謝しながらシャッターを夢中で切っていた。

そして後ろ髪引かれながらの下山。





2011年10月15日土曜日

免震構造と震度

ダンパー

積層ゴム


今年の7月にマンションの管理組合より

防災設備見学会案内の

チラシが入っていたので申し込み見学をした。

  震災直後ということも有ったのか参加者が多く3班に分かれての見学。

やはり一番関心があったのは免震設備。


この免震装置とは地震の揺れを軽減して建物に伝えるというもので

揺れを零に出来るものではないらしく、

設計上ではどの位の軽減になるのか質問したが明確な回答は得られなかった。

その構造は簡単に言えばゴムの上に建物があると言えば理解し易いかもしれない。

そのゴムの構造は、ゴムと鉄板を交互に何層にも重ね鉄板で重量を支え、

ゴムで横揺れを吸収、そんな≪積層ゴム≫

2種類と縦揺れ吸収用?のダンパーと呼ばれる

鉄製のスプリングの3種類で構成されていた。



しかしこんな簡単な物の上に

何百トンもの建物と多くの人命が護られている事に

不思議があり気持ちの良いものではないが、

その効果は凄いものがある。

震度3ぐらいでは揺れていること自体認識しない場合が有り、

私の経験では報道で地震が有った事を知る事が多かった。



 具体的な軽減の回答が遅れているので調べてみると加速度(ガル・gal 単位はcm/sec2)

/~1/5程度まで大幅に軽減可能だそうだ。



震度とgalの関係は「震度6弱」が520830galの範囲、

「震度6強」が8301500galの範囲というように、

同じ震度6と呼ばれるような揺れでも

加速度では3倍近い開きがあると説明があり先に質問した回答が難しい事が判ったが、

9月末に書面回答で計算根拠を添えて耐震設備と比較

「震度7・一階部分」で約60%の軽減だと記してあった。

具体的な数字を見て安心度も上昇した。



 その震度という単位は世界共通ではないようで、

【朝日新聞の特派員メモ(山中季広・・ニューヨーク)98日付けに

「震度は世界ばらばら」として震度は世界共通と思っていたがそうでもないらしい、

マグニチュードと違い大陸&国ごとに制度がばらばら

アメリカにはメルカリ震度というのあるが市民になじみが無い】と載っていた。



日本の震度は、震度計(合計約3900か所、約1市区町村あたり2つほどある)

で測定したものを発表するので正確だそうだ。(以前は体感+被害状況)

因みに、免震構造の建物の見分け方は、地面と建物の間に溝が在るかどうかである。





2011年10月5日水曜日

山小屋に泊る(Ⅳ)ザックのパッキング

吊橋とハイカー



小屋に泊って一番迷惑なのが

消灯時間後の


話し声と夜中のヘッドライトの光、

まともに顔に光があたる事がある。






そして耳障りなのがザックの

パッキングの手直し時の

ビニール袋の「ガサガサ音」、

これは前日の寝る前に明日の用意をしておく事が大事で特に早立ちの方は尚更である。

そのパッキングの方法であるが、

私は長い間間違っていた事がある。

それは重いものをザックのどの部分に置くのかと言う事である。




左右のバランスを考えて詰めるのだが、

上下のバランスとなると難しい。

と言うのは左右のバランスが良ければ歩くのには差ほど影響が無いと思っていたし、

「ザックは背中で担げ」と教えてもらったから

重いものをザックの上のほうに入れていた。



これを歩こう会の仲間に話してところ重い物は

下の方が「重心が下がって歩き易いのでは」との意見が出た、

なるほどと思った経緯がある。


先日古い新聞の切抜きに目を通していたら、

重い物はザックの下にと出ていた。

朝日新聞の土曜版で≪野遊び大全≫ 

富山県立大学の九里徳泰(クノリ トクヤス)教授の記事。

自身ヒマラヤにも登頂され、

チベットの高原3105キロを単独自転車で走破(世界初)

された方でそんな経験からの話である。

それによるとパッキングの要点は三つ。


    収納の順番・・・必要なものほど出しやすい場所に・・・底から順に

寝袋、テント、予備食料衣類、手前には救急用品、水、行動食、着替えタオル

    重さのバランス・・・①を踏まえつつ重いものを下に且つ背中に近く・・・

左右上下に偏っていると不安定な場所での

バランスが取りにくく疲労や事故に繋がる

    いかに早く出し入れできるか・・・②と密接に関連、

行動食と水筒は最も出しやすい場所に・・・いくら足が速くても、

装備や食料出し入れする行動が遅ければ目的地への到着が遅くなる。




上手なパッキングが安全でスマートな登山につながると結んでいる。

こんな事を心掛けての登山、

自分で自分の身を守れと言う事なんでしょう大いに参考になりました。





交通事情

交通事情 先日所用で市内路線バスを利用した。 すこし早めにバス停まで行き時刻を確認してベンチに座った。 ガラ携を操作しながら、○○番の乗り場は? と高齢の男性に尋ねられた。 教えた方向に男性が歩いて行ったが、 間違っていることに気...