久々の「山小屋に泊る」の更新です。
時間というテーマーでは、「山小屋に泊るⅡ」で小屋到着後の動きの時間だったが
今回は、到着時間の事である。
11月の中旬、この時期になると殆どの山小屋は冬の眠りについている。
そしてテレビでは、山小屋の特集放映がある。
そんな放映が11月11日にあった。
穂高岳山荘の記録で、小屋の経営を親から引き継いだ娘の話だった。
3代目の経営者で、今田恵という人物である。
初代は今田重太郎(重太郎新道に名が残る)、
2代目今田英雄(妹・・紀美子平に名が残る・・の急逝で小屋を引き継ぐ)、
2代目の話によると、引き継いでから周辺の整備は毎年やってきたという。
その整備も今年でほぼ終わり、女性でも経営できるように整備してきたらしい、
それで娘に後を託したらしい。
その2代目が宿泊客に対して苦言というより、怒りの言葉を・・・。
≪ここに着くのが午後3時とか4時とかが当たり前なんだよ!!≫
・・・・後に続く言葉が・・・・
≪テント泊の手続きをして直ぐに出てゆけ!!≫
・・・であった。・・・
これは、午後7時過ぎに到着した登山者に対してである。
登山者としての常識を外した時間の到着。
もっとも登山者にはそれなりの理由があるのだろうが、
しかし、この言葉の持つ意味は重い、登山者の身を案じての苦言であり、
同じ山を愛する仲間として、また同じ屋根の下で寝る家族としての愛だと感じる。
この愛を感じたのか定かではないが、登山者は無言で小屋を後にした。
下界では、夜中でも街明かりで明るいが、
山では月明かりだけ、周囲の状況はまったく把握不可能である、
特に樹林帯では漆黒の闇、頼りは自分のヘッドライトだけ。
そんな経験(山の遭難 ・ 「頭は青年、身体は老人」/白山/2012年6月5日付)
・・・・その時の詳細は、項を改めて・・・・
をした私だから、あえて言いたい「神風登山は止めよう」。
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