縄文杉に逢っての帰路
歩き始めて10分を過ぎた辺りで、右足の太ももが≪ピクッ≫と・・・吊り始めたようだ。
山歩きで初めての経験(後で考えると3回目)。・・・・・直ぐにストレッチを・・・・。
楽になったのでまた歩き始めたが10分ぐらいでまた≪ピクリ≫、またストレッチ。
暫く歩いたがどうも無かった、先頭に追い付き後続を待つために休憩。
足は痛く無かったが、ここでまたストレッジをしていたら
いきなり≪手を出して≫と声を掛けられた。
他のパーティーのガイドさんらしい、
その言葉には有無を言わせない強引さがあった、素直に手を出すと
掌に茶色っぽい粉、すぐに岩塩だと分かった。
≪これをすぐ飲みなさい≫、≪水は≫と矢継ぎ早・・・。
携帯しているスポーツドリンクで飲むと、
次は、≪これを食べなさい≫とチョコレートを出してくれた、
飴を持っているといったが、これの方がと・・・・。
胃の荒れを防ぐのに吸収が良いのかな。
≪5分で元の歩きに戻るよ≫と云われ立ち去られた。
暫くするとそれまで重たかった足が云われたように軽くなりホテルまで吊ることが無かった。
下山口まで何回か顔を合わせるたびに≪大丈夫ですか≫と声を掛けていただいき、
≪大丈夫です≫≪ありがとうございました≫と感謝の礼を云った。
仲間の話によると、大量の汗(+シャツに塩)でストレッチをしている姿を見て
≪どうされたのですか?≫と《足が吊り気味らしいです》それを聞いたかららしい。
足が吊った時は岩塩を・・・というのは知識としては知っていたが、こんなにすごいとは。
ホテルで“海塩“を売ってはいたが、“岩塩”に盲信して購入しなかった。
帰阪して、「岩塩」で検索するも思うようなヒットなし、
“足が吊る 岩塩”で検索してもヒットなし。
往路のウィルソン株で休憩時に聞きメモっていた“漢方薬68”で検索すると
“芍薬甘草湯”という名が出てきたので
“足が吊る 芍薬甘草湯”で再検索した。
芍薬甘草湯は緊急時岩塩と同じ効能があることが解った。
マラソンランナーも良く使うらしく、薬局の人も登山時常備するという。
早速購入した。