2011年3月5日土曜日

山小屋に泊る(Ⅱ) 食事&時間


夕食


山小屋に初めて宿泊した時に

驚いたことがある、食事と時間。
 
街中での時間帯とはまるで違い

何事でも早い。

食事の時間帯、消灯時間。

宿泊者の都合に合しての時間ではなく
小屋の準備に合わした時間帯で動く、

あくる日の早立ちの人に

合わした時間なのだそうだ。
 
まず夕食は17時から約一時間位で全員が終わる様に言われ

内容は魚、肉、野菜なんでもあるが選べない全員が同じメニュー

注文すれば生ビール、ワイン、日本酒(現金と引換え)まで出てくる。

ご飯と味噌汁はお変りOK、これは有り難い。

汗をかいて水分とミネラルがなくなった体への補給には味噌汁はもってこいである。

特に生ビールは疲れた体に染み込んで下界で飲むより数倍美味しい。 

ちなみに写真の夕食は、

魚のフライ、鶏のから揚げ、野菜の和え物、キャベツ、トマト、シューマイ。 

勿論日替わりメニューなので連泊してでも毎日同じでは無い、

こんなに種類が多いのはヘリコプターで運ぶ様になってからだそうだ、

歩荷(ぽっか)とか強力(ごうりき)だけの時代ではカレーが定番だったと聞いている。 

もっと以前では登山者が米を持って行き物々交換状態だったと聞いた事がある。


朝食

朝食は5時からで

夕食と同じくご飯と味噌汁の御代わりOK、

小屋の人が朝食の

準備が出来たと各部屋に回ってくる。

 食べ終わると水筒にお茶を入れて

部屋に戻り出発の準備。

早い人はまだ暗いうちに

出発されるので朝食は

小屋では食べずに弁当にして貰って

昼食と2食分をザックに入れる。



次に消灯時間、20時30分~21時の間

今日の疲れと明日の行動を考えると妥当な時間かも知れない。

小屋に着いてから夕食までの時間をどう過ごすのか、

まず部屋に入り寝床の確保が終われば

外のテラスでカメラを片手に景色の観賞、

勿論ビールにおでん付きで至福の時間、

ここを通過点として休憩しておられるか方々も。

乾燥室があれば濡れた物を名札をつけて吊るす、

同じメーカーのが多いので名札と吊るした位置は大切。

肌着はどうするのか、着替える人もおられるが山では「着乾し」が当たり前である。




では、夕食が終わって消灯までの数時間をどうすごすのか、


勿論遊びに行く所は無し、

談話室(けっこう図書も置いている)か

部屋で隣り合わせた同好の他人との情報交換、

登山道状況、登山技術、道具の話、今日、明日の行動、

今までの登山暦、難しかった山、易しかったお山、

感動した山、撮影ポイント等であり殆どが山の話。

そして全員が一番気になるのは明日の天気、

これによって明日の行動を決める人が多く、

縦走しておられる方は明後日も気になる。

したがって天気予報しか写っていないテレビの前に陣取ることになる。
 
そして消灯時間の前に布団の中に入るが

もう鼾をかいている方もいるので音を立てない様に気を使いながら。






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