武庫大橋 |
ウォーキングで
武庫川の河川敷をよく利用する。
この川は宝塚を源流に
大阪湾に注いでいて新幹線、
名神等の多くの道路が渡っている。
その中の二つの橋に興味を持った
、
一つは鉄道の橋、
と言うより鉄橋が駅になっていて
全体が川の上にあるという珍しい駅、
川の上にある駅はJR山陽本線(嵯峨野線)の
保津川に掛かる保津峡駅と、
この武庫川に掛かる阪神武庫川駅の二駅しか知らない、
他府県にも有るのかも知れないが。
もう一つの橋は国道2号線となっている見事なアーチ型をした橋、
何時も下を潜ってばかりなので上から眺めて見たいと
上がってみると4車線で歩道には4箇所のバルコニーが有る。
袂の欄干の正面に≪武庫大橋≫のプレートが、
武庫川大橋ではなかった私の記憶間違いだったようだ。
欄干の内側には
≪日土木学会選奨土木遺産 2006 武庫大橋≫
のプレートが有った。
調べると【社団法人土木学会が、
日本国内の歴史的建造物のうち土木構造物について、
これの保存に資することを目的として構造物群を「土木遺産」に認定して顕彰する制度、
及びこれにより顕彰された土木構造物群のこと。
2000年に認定が始まっている】と有った。
武庫大橋は2006年に認定された事を示すプレートだった。
他に関西では御堂筋(大阪)が05年に、
毛馬閘門・洗堰群(大阪)07年、
心斎橋駅舎他、御堂筋線の地下駅群(大阪)、七条大橋(京都)が08年に認定されていた。
武庫大橋・・・全長262m、4車線、RC(コンクリート製・・路上はアスファルト)
上路オープンアーチ 20.1m(アーチ間隔)6連(アーチ数)、
国道2号線 尼崎市~西宮市、竣工1927年(昭和2年・完成は前年)
あの戦争にも、ジェーン台風にも、
あの震災にも耐えたこの武庫大橋、
当時の西洋への憧れを感じさせるバルコニー、
6連のアーチ、歩道には照明灯、
当時から姿は変わっていないらしいが昨年補強工事が、
少年の頃旧国道(武庫川大橋)から上流を目指して歩き
この橋を潜り省線(今のJR)の鉄橋まで行くのが一つの冒険であった思い出の橋。
がんばれ2027年まであと16年・・・その時には私は80才を超えている。